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マウス操作で手首や肩が痛くなっていませんか
パソコンを始めたばかりの方は、マウス操作に力が入りすぎて腕や肩が痛くなってしまいますが、慣れた方でも頻繁にマウスを使用するようになると、使い過ぎで手首が痛くなることがあります。「手首が疲れる」「痛みがある」という方は、マウスの基本的な持ち方や動かし方を一度見直してみましょう。
まずは姿勢です。
マウスを使っていて、肩凝りや、腕の張りを感じる場合、その原因の多くが姿勢にあります。マウスはなるべく体に近い位置に引き寄せて使いましょう。マウスが身体から離れた位置にあると、常に手を伸ばした状態で使うことになってしまいます。手を伸ばした状態だと、肩や腕に負担がかかってくるのです。テンキー付きのキーボードを利用しているのであれば、右利きならばテンキーの下、もしくはキーボードのすぐ右隣辺りにマウスを置くのが望ましいと言われています。そして肘(ひじ)を直角に曲げて、手首が真っすぐになるような位置に椅子の高さを調節します。肘は直角の状態のほうが、手首に負担がかかりにくく腱鞘炎予防にもなります。
次にマウスの持ち方です。
1.マウスの両サイドに親指・薬指・小指を添える
2.人差し指を左クリックの上に乗せる
3.中指を右クリックの上に乗せる
基本の「かぶせ持ち」と呼ばれるものですが、5本の指が少しでもマウスに触れていることで、持ち上げる際の力などがうまく分散され、手首への負担もその分軽減されます。マウスを軽く包み込むように持ち、マウスを動かすときも、ずっと指は、この2箇所に置いたままにしてください。
初心者の方はクリックやドラッグで範囲指定するときに人差し指だけに力を入れて中指が離れてしまったままマウスを動かそうとするので手や肩に負担がかかります。またマウスの先端をパソコンに向けてしまう持ち方をするので、垂直方向に動かすと、マウスポインタが斜めに動いてしまいます。そしてパソコンの画面に見入ってしまうと、つい肩や腕、手首などに力が入りますから、まずは深呼吸をするなどして力を抜きましょう。
また、マウスを使用することで手首が楽になる方法に、リストレストを使う手もあります。リストレストを買わなくても、タオルを折ったり、グルグル巻きにして代用してもいいですね。
マウスでからだに負担を感じる方は、一度ご自身のマウスの使い方をおさらいしてみてはいかがでしょうか。
参考「大塚商会ビジネス 仕事効率を上げるパソコン手帳」より